娘と父のマジトーク(その8)「いじめ撲滅作戦ポスターを貼りまくって、いじめがなくなるわけないじゃん」

娘: それだけじゃなくて、気まずいの……。いじめられたことを大人に相談するのって「自分が弱いダメ人間だ」って認めているような気がしちゃう。「いじめられっ子=心の弱い人=みっともない」って気持ちになるし、先生に弱みを握られてしまう怖さもある。信頼できる先生なら、ギリギリ言えるかな……。

父: 普段接点の少ない学年主任や校長先生は?

娘: かなり、言いにくいね。

父: じゃあ、相談室にいるカウンセラーは?

娘: もっと言えないなー。だって、会ったこともない人で、どんな反応をされるかも分からないんだよ?

父: そういうもんか……。じゃあ相談室を設ければ、生徒が自主的に相談するだろうって思い込むのは、見込みが甘い?

娘: うん、相談したくても相談できないって生徒は実は多いかも。あと、私は男の先生には相談しにくい。できれば、女性がいい。

父: そうなんだ。男の先生のほうが、頼もしいイメージがあるのかなって思ってた。

娘: 女の子の心を理解してくれるのは、やっぱり同性だと思う

2014.01.10 Business Media 誠


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