英国精神衛生研究所のローラ・デビッドソン博士によると、2000人の成人を対象に行ったアンケート調査で、3割近くの人が、冬場は日射が弱い早朝に出勤し、帰宅は日没後になり、日光に当たっている人が少ないことが判明した。また回答者の半数が、職場にあまり自然光が入らないことを気にしており、その1割が、ほとんど自然光が入らないオフィスに勤務していると答えた。日光に当たらない時間が多くなると、季節的情動障害の原因になるという。季節的情動障害とは、冬季にのみ倦怠感や気分の落ち込みなど、鬱(うつ)病に似た症状が出る精神疾患の一種である。デビッドソン博士は、「従業員の健康や仕事の能率向上のためにも、オフィスにたくさん自然光が入る間取りにしたり、従業員が外食できるよう長めの休憩時間を取るなど、労働環境の改善が大切です」と、日光に当たることの重要性を説いている。2014.01.21 RocketNews24
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