既存の研究では、ビタミンD不足と健康障害には強い関連性があると指摘されていた。しかし同誌の糖尿病・内分泌学編で発表されたこの新研究で、ビタミンDは健康状態の不良の結果不足するのであって、ビタミンDが足りないから不健康になるわけではないという見解が裏付けられた。同論文の共同執筆者らは、これらの健康障害の予防策としてビタミンD剤を処方することの「正当性はほぼないに等しい」とまとめている。昨年3月には英科学者らが女性4000人を対象に比較研究を実施し、妊娠中にビタミンD剤を服用しても生まれた子どもの骨の健康との間には関連性がみられなかったと発表した。また2012年9月、米ニューヨーク(New York)のロックフェラー大学(Rockefeller University)の研究者らも、心臓病の一因とされるコレステロールをビタミンD剤で短期間でも抑えることができるかどうかを調べたが、それを示す証拠は得られなかったとしている。2014.1.25 AFP
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