「機能的磁気共鳴画像法(fMRI)による研究では、プラシーボが主観に基づいたネガティヴな症状を緩和させているだけではなく、痛み、不安、不快な味な ど、脳内で嫌悪の刺激となる回路も抑制している」ということ。皮膚からの感覚情報は同じ神経回路(とりわけ、視床、一次・二次体性感覚地域と島皮質後方 部)で処理されるが、プラシーボはこの回路に働きかけることが明らかになっている。プラシーボは、強力な鎮痛作用があるオピオイド受容体を介する神経伝達を活性化することから、これまでネガティヴな症状の緩和に使用されてきた が、今回の研究で明らかにされたのは、何も偽薬でなくとも「脳の賞与の神経回路」に働きかければプラシーボと似たような効果を引き出せるということだ。落 ち込んだ時に聞く“癒やし効果のある”音楽のように、いい匂い、美しい絵、心地よい感触なども、医療現場で患者の症状を緩和させられる可能性がある。2014.1.30 WIRED
参考リンク ①偽薬(プラセボ) -wikipedia- ②二重盲検法 -wikipedia-
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