ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンらイギリスの大学が共同でおこなった同研究では、20~59歳までのアメリカ人5000人以上を対象とした、反 射神経を計測するテストの結果を分析。テストは、コンピューターのスクリーンに映し出される数字を見ながら「0(ゼロ)」が映ったときだけボタンを押すと いうシンプルなもので、被験者にはこれを50回ほど実施してもらい、反射の速度と一貫性を測定した。その結果、年齢や頭の良さにかかわらず、反射の遅い人は、平均的なスピードだった人と比べて15年以内に死亡するリスクが25%も高いことがわかっ たそう。また、反射速度に一貫性がなく、遅かったり速かったりするような人も、早死にの危険性が高かったとか。研究を率いたGareth Hagger-Johnson氏によれば、脳の反射速度は体の状態を映し出す鏡であり、反射が遅いのは何らかの病気が進行しているサインだと考えられると のこと。なお、早死にの主な原因は心筋梗塞や脳卒中らしいが、そのほかにも反射神経が悪いが故に事故に遭いやすくなるといったリスクもあるという。2014.1.30 IRORIO
原著リンク Reaction Time and Mortality from the Major Causes of Death: The NHANES-III Study – PLOS ONE(1/29)
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