渡辺雅子医師が指摘した「てんかん症状の見分け方」を以下に列記しましょう。
この他にも、一過性てんかん性健忘(Transient epileptic amnesia;TEA)の特徴として、中年・高齢者に多い(平均62歳)、起床時に起こりやすい(74%)、通常の記銘力検査は正常でも過去3週間にわ たる記憶は有意に低下しているといった傾向がみられることも報告されております。なお脳波検査においては、てんかん性放電は37%において認められるもの の、31%は正常であったことも指摘されており、頭蓋骨によって電位が1/7~1/10に減衰することもその一因となっております(編集/朝田 隆 著/池田昭夫、木下真幸子:誤診症例から学ぶ─認知症とその他の疾患の鑑別 医学書院, 東京, 2013, pp112-113)。すなわち、通常の脳波検査だけでは診断が確定しないケースも随分と多いわけですね。2014.2.14 apital
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