分析の対象となった女子大生767人のうち、喫煙学生は71人と全体の9.3%であり、平均年齢は20.4歳でした。驚くべきは、そのうちの44人が大学入学以前から喫煙する習慣があったことです。また、63人には禁煙をした経験がありました。しかし、そのうち57人は、イライラ・不安定・抑うつなどのストレス症状を解消するために喫煙を再開しています。2000年に発表された米国の研究から、女性は男性より“ニコチン離脱症状が長く・強く出現する”ことが知られていました。そして、今回の調査によって、女性はニコチンによる肉体的な依存だけでなく、ストレス症状を解消するための心理的な依存によって、二重の意味で禁煙が難しくなっているという構造が判明したのです。2013.3.25 Menjoy
原著リンク Extent of smoking and nicotine dependence in the United States: 1991-1993.
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