今回開発する簡易センサーは、唾液や尿などの生体を傷つけずに得られる検体からバイオマーカーを検出するもので、うつ病などの問診を補助できるという。検出用分子として、従来使われてきた抗体の代わりに、バイオマーカーと結合する人工核酸(アプタマー)を使うことが特徴だ。従来の一般的なバイオマーカー検査では、検体を検査機関に送付して大型機器で解析するプロセスが必要で、結果を得るまでに数日間の期間が必要だった。このため、問診の現場で体調を把握し、休息が必要かどうかを判断するような検査には向いていなかった。NECソフトと群馬大学が開発するセンサーは、唾液などを用いて数分で測定できることを目指しており、簡易的な検査手法としての応用分野が広がる可能性がある。2014.2.5 Tech On!
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