ひきこもり相談拠点開設 4月にも官民連携で 兵庫県

ひきこもり相談の対応拠点として、兵庫県は今年4月にも「兵庫ひきこもり相談支援センター」を設ける。県内のひきこもり者は推定1万人とされるが、復帰に向けたサポートを受ける人の数は少なく、長期化する懸念も指摘される。支援に実績のある民間団体とも連携し、官民共同でひきこもりからの自立を図る。センターは県立神出学園(神戸市西区)に設け、臨床心理士の資格を持つ専門職員2人を新たに採用。電話やセンターでの相談に対応するとともに、教育や福祉、保健・医療分野の関係機関と連携して、それぞれの人に合った自立の道を探る。阪神、播磨、丹波、但馬、淡路地域にも、各地のNPO法人などに委託する形で「支所」を設ける。センター開設によって窓口を明確化し、相談する人の数を増やす狙いがある。県青少年課は「ひきこもりが長期化すれば、就労機会を失うことにもつながる。早い段階で適切な対処を図りたい」とする。2014.02.22神戸新聞NEXT


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