子宮を切り開いて赤ちゃんを取り出す帝王切開。新たな研究により、この方法で産まれた子どもは大人になってから肥満になる確率が高いことがわかったという。経膣分娩では母体や胎児に何らかの危険が及ぶと判断されたときや、出産中にトラブルが発生したときに緊急で帝王切開となる場合があるため、母親や、ましてはお腹の子どもにはどうにもできないことではある。しかし、インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究者らが10カ国でおこなわれた15の調査結果を分析したところ、帝王切開で産まれた子どもは、経膣分娩だった子どもに比べて将来太り気味になる確率が26%、肥満になる確率は22%も高いことが明らかになったという。研究を指揮したNeena Modi教授によれば、帝王切開と肥満を結びつける根拠は今のところなく、元から胎児が大きかったから経膣分娩ができなかったとも考えられるという。また、帝王切開の場合母親の授乳率が低く、それが子どもの将来的な肥満の原因となっている可能性も捨てきれないとのこと。2014.02.27 IRORIO
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