【東京】虐待における子どもと家族への支援:IPI統合的心理療法研究所 6/21
- 2020/3/10
- 研修会
2020年度 IPI公開講座
虐待における子どもと家族への支援
児童虐待防止法(児童虐待の防止等に関する法律)は、施行20年を迎えようとしています。20年の経過の中で見えてきたことは、虐待が子どもに及ぼす広範で多大な影響と、複雑で多様な重荷を抱えた家族の姿でした。児童虐待の領域は、リスクと変化可能性の両面を複眼でとらえ、子どもの立場と親の立場の両方から物事を眺める冷静な視点が求められます。
子どもを分離保護した後も、それで問題が解決するわけではなく、子ども達は家族との関係性に傷つき、家族を求めています。親もまた十分な養育を受けてこられなかった方も多く、かつては「守られるべき子ども」だったという例も少なくありません。客観的に見れば不十分な養育だったとしても、主観的には「自分の親よりは、ずっと良い子育てをしている」と感じている方もおり、その意味では親もまた家族の歴史の中にいます。そのような親子の関係性を捉え、援助するには、とりわけ多世代の家族理論に基づく家族理解が役立ちます。
本講座では、家族の関係性を見る視点を整理し、家族理解を深めたいと思います。また事例を通して、アセスメントと介入を学ぶ機会としたいと思います。児童虐待領域の子どもと家族への支援をテーマにした研修ですが、幅広く家族理解に繋がるものを目指したいと思います。
講座の概要(予定):
・児童虐待領域におけるアセスメント
・多世代/ジェノグラムの理解
・事例をもとにロールプレイを含めた演習
日時:
2020年6月21日(日)(9:30〜16:30)
対象:
児童心理司、児童福祉司、児童福祉施設職員、ファミリーソーシャルワーカー、現任の臨床心理士、公認心理師、家族心理士、家族心理士補、家族相談士、臨床発達心理士、家庭裁判所調査官、精神保健福祉士、医師(精神科・心療内科・小児科など)、看護師、保健師、弁護士、養護教諭、教師、保育士、ケースワーカーなどの対人援助職、心理・教育・福祉・看護など関連領域専攻の大学院生および学部生
定員:
70名(参加者の割合が基準を満たせば、臨床心理士の研修ポイント申請予定、家族心理士・家族心理士補・家族相談士継続研修ポイント取得可能)
場所:
全国家電会館(東京・湯島)
講師:
大塚斉(武蔵野児童学園)・田附あえか(筑波大学)
参加費:
11,000円(税込)・・・キャンセル料はHPでご確認ください
< 問い合わせ先 >
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